腎前性腎不全の鑑別に使えるFENa、FEUNを自動計算
この記事はこんな人にオススメ
・腎障害の原因について簡単に知りたい人
・FENa、FEUNを調べたい人
・はてなブログでjavascrptを埋め込みたい人
先日計算フォームを埋め込んでみました。
はてなブログにJavascriptの計算フォームを埋め込んだ - ドク太郎のライフハック生活
今回計算式を変えて見ようと思います。
職業柄腎機能低下の相談を受けることがよくあります。 腎臓は水分や毒素を尿の形で排泄する臓器ですが、
①腎前性:脱水や低血圧などで腎まで血液が来なくて、水分・毒素が捨てれない
②腎性:腎臓そのものの障害で、水分・毒素が捨てれない
③腎後性:尿管や膀胱の通過障害で、水分・毒素が捨てれない
と、どれが起きても腎機能低下という形で現れるので鑑別を行う必要性があります。
腎前性かどうかを調べる方法の一つに、『FENa』、『FEUN』という血液と尿検査から調べる方法があります。
計算式は以下の通り
FENa=[尿中Na(mEq/L)/血漿Na(mEq/L)]/ [尿中Cre(mg/dL)/血漿Cre(mg/dL)]×100
FEUN=[尿中UN(mg/dL)/血漿UN(mg/dL)]/ [尿中Cre(mg/dL)/血漿Cre(mg/dL)]×100
FENa<1%、FEUN<35%で腎前性の疑い
引用元:日内会誌 101:1420~1425,2012
前回のBMIの計算フォームを基本に上記式になるように修正
できました!
血漿Na(mEq/L):
尿Na(mEq/L):
血漿Cre(mg/dL):
尿Cre(mg/dL):
ただFEUNの計算式も同時に乗せると、FENaの入力が反映されなくなるみたいです。
また調べて改善策を見つけようと思います。
確認はしましたが計算式が間違っている可能性もあるため、参考程度の使用にしてください。